紅茶を入れるための器具「ティーポット」 材質の違い
ティーポットは、紅茶の茶葉から、香りや味わいを最大限引き出せるものを選ぶ必要があります。
そのためには、より「品質の良いティーポット」を購入することが大切です。
ティーポットには、ガラス製のものや陶器製のものなど、様々な材質で製造されたものが多数販売されています。
初心者の方には、ちょっと迷ってしまうポイントとなるかも知れませんよね。
そこで、今回は、ガラス製と陶器製のティーポットの違いをご紹介したいと思います。
紅茶を入れるための器具「ティーポット」 ガラス製
まずは、ガラス製のティーポットについてご説明しましょう。
ガラス製のティーポット
まず、ガラス製のティーポットですが、これは「初心者用」として良くオススメされるティーポットです。
なぜなら、ガラス製のティーポットは、紅茶の香りや色彩の付着がしにくいため、お手入れが簡単だからです。
そして、澄み切った香りと味わいを持つ紅茶を、カンタンに入れることが出来ます。
さらに、容器の中が見えるため、お湯を注いだ際に「ジャンピング」という茶葉の現象をしっかり確認することが出来るという利点があります。
ただし、保温性に欠けるため、必ずティーコジーを用意する必要があります。
紅茶を入れるための器具「ティーポット」 陶器製
陶器製のティーポット
次に、陶器製のティーポットについて触れてみます。
陶器製のティーポットは保温性に優れているのですが、ジャンピングの様子が見られないため、「上級者用のティーポット」と言われています。
また、陶器製のティーポットは、香りが染み付きやすいため、こまめなお手入れが必要となります。
しかし、陶器にはもともと焼き物特有の「セラミクス効果」と呼ばれる、飲み物や食べ物をマイルドにおいしく仕上げる力があります。
そのため、陶器製のポットで紅茶を入れると、茶葉の旨みがより一層際立つこととなります。
ティーポットは、紅茶の香りや風味と深く関わる大切な器具の一つです。
少々値が張っても、必ず良いをティーポットを購入するようにしましょう。