ニルギリの紅茶とは!インド三大紅茶って本当?

インド三大紅茶の1つである「ニルギリ」は、ダージリンとアッサムと並ぶ人気の茶葉です。

 

ニルギリは、インドの南西端にある西ガッツ山脈西側にあるケララ州は古くから東西の海洋交通の要として有名な地域です。

 

ニルギリとは日本語で「青い山」という意味を表します。

 

ニルギリの茶葉は、高地にあるニルギリ高原とケララ州で広く栽培されています。

 

また、世界文化遺産であるニルギリ登山鉄道が走る「ニルギリ丘陵地」でも栽培されています。

 

特に、ケララ州はスリランカと近い風土のため、セイロン紅茶に近い香りや味わいを持っています。

 

ニルギリは、独特の刺激性のある渋みと、爽快感あふれるさっぱりとした味わいが特徴の紅茶です。

 

では、ニルギリという紅茶の茶葉の特徴やおいしさについてご説明しましょう。

ニルギリの紅茶の味と香りはどうなの?

インドの紅茶は、癖のある茶葉が多いのですが、ニルギリは比較的癖の少ない特徴を持つ紅茶として知られています。

 

また、あっさりとしたスタンダードな香りと味わいを持つため、ストレートティーやミルクティーをはじめ、フルーツティーやリキュールなど、様々なバリエーションでおいしい紅茶を楽しめます。

 

ニルギリは、氷のように透明感のある水色を持っているので、主にアイスティーとして用いられますが、ホットで入れても癖がなくておいしいので、万能型の紅茶と言えます。

 

混じりっ気なしの100%純正なニルギリを購入したい場合は、インド政府の紅茶省から認可された「NILGIRI」というロゴと、青い山と紅茶の茶葉マークのものを選ぶと良いです。

 

ニルギリは、フレバリーでありながら、青臭いようなグリニッシュと呼ばれる香りが特徴ですが、正統派の紅茶の香りとも言えます。

 

特に、春の季節に出回るニルギリは、花のような良い香りと程よい渋みを持つことが特徴で、たいへん飲みやすく、そしておいしい紅茶です。

 

興味のある方は、春の季節に出回るニルギリの茶葉を購入して味わってみてはいかがでしょうか。

ニルギリ紅茶の特徴はどこにある?

ニルギリの生産地であるケララ州は、セイロンティーの産地であるスリランカに近いが故、香りや味わいが似ているのが特徴です。

 

しかし、セイロンティーと比べて、ニルギリの方が、若干渋みが強く、さっぱりとした味わいを持っています。

 

甘酸っぱい爽やかな柑橘類の清々しい香りと、飽きることのないあっさりとしたおいしい口当たりを持っているので、主にアイスティーとして用いられます。

 

ニルギリは、1年を通して茶葉を摘み取ることができますが、旬の時期は寒さの厳しい1月〜3月にかけてとなります。

 

ニルギリは、インドで生産されている紅茶のおよそ13%を占めています。

 

ニルギリという紅茶は、癖がなくて飲みやすいというのが特徴です。

 

その理由は、年に2度やってくる季節風の影響と、ロームと呼ばれる砂とシルト、粘土がほぼ均等に混ざった土壌にあります。

 

この栽培環境のおかげで、紅茶のシャンパン「ダージリン」や、独特な風味を持つ「アッサム」と比べて、癖がなくて飲みやすいと言われているのです。

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