紅茶を入れる器具「フレンチプレス」について
紅茶を入れる際に必要な器具の1つに「ティーポット」があります。
ティーポットは、空気がたっぷり含まれたお湯で紅茶の茶葉を上下にジャンピングさせ、茶葉に含まれる香りや旨味、コクなどの成分を最大限引き出してくれる紅茶道具です。
近年では、そんなティーポット以外に、フレンチプレスやティーサーバーなどが使われ、気軽に楽しめる飲料として日本でも紅茶の需要が高まりつつあります。
しかし、紅茶好きの方ならば既にご存知かと思いますが、基本的にフレンチプレスはコーヒー器具であり、紅茶を入れるための道具ではありません。
ただ、いまだに日本では「フレンチプレス=紅茶」というイメージがありますので、紅茶を入れる際にオススメのフレンチプレスの選び方や使い方も同時にご紹介したいと思います。
フレンチプレスとおいしい紅茶との関係
フレンチプレスとは、コーヒーをプレスして入れるための器具で、主にフランスの一般家庭の間で普及しています。
フレンチプレスが日本にやってきたのは昭和48年頃です。
その際、紅茶メーカーが、紅茶を入れる際にフレンチプレスを取り上げたのです。
そのことから、日本では「フレンチプレス=紅茶」というイメージが付いてしまったのです。
フレンチプレスは粗めに挽いたコーヒー豆を沸かしたお湯に染み込ませて抽出する器具です。
一般的に、コーヒーの油分がしっかりと浸出し、コーヒー豆の持つ豊かな香りと味わいが楽しめると言われています。
紅茶を入れる器具「フレンチプレス」 選び方と使い方
フレンチプレスで紅茶を入れたい方は、Harioから販売されている「ハリオール」という器具を購入すると良いでしょう。
ハリオールは、プレス式のティーポットとして販売されており、ティーサーバー同様、気軽に紅茶を楽しめるということで人気があります。
使い方はとても簡単ですのでご紹介します。
(1)茶の茶葉を入れたい人数分正確に計量し、ハリオールの中へ入れます。
(2)既定の温度まで熱したお湯を注ぎます。
(3)蓋をし、メッシュ状のフィルターを湯面の上にセットします。
(4)茶葉を一定時間蒸らして、ジャンピングを確認します。
(5)規定時間まで蒸らしたら、上部に取り付けられているつまみ部分をゆっくりと静かに押し下げます。
※その際、底面までしっかり押さず、やや隙間を開けて止めると、紅茶の茶葉から渋みが浸出しませんので、おいしく飲むことができます。
Harioのハリオールは、誰でも気軽に使用出来るように工夫されています。
内部のスペアパーツも充実しているので、長期間安心して使用することが出来ます。
もちろん紅茶だけではなく、ハーブティーなど様々なお茶を入れることが出来るので、その日の気分に合わせてお茶を楽しむことが出来ます。
繰り返しになりますが、フレンチプレスはコーヒー専用の器具ですので、紅茶の専門書物やインターネットサイトなどでは推奨されておりません。
しかし、紅茶専用のフレンチプレスを使えば、けっこう美味しく入れることが出来ます。
ご自身で気に入ったフレンチプレスがあったら、その使い方や選び方は入念に確認しておくと良いでしょう。