ハロッズの紅茶とは?
ハロッズは、1834年にチャールズ・ヘンリー・ハロッズ氏が、イギリスの首都ロンドンにて、紅茶を中心に扱う食品卸業を設立したのが始まりです。
1849年には、ロンドン西部にあるナイツブリッジにて紅茶と食品雑貨の小売店を出店し、紅茶を取り扱う小さな食料品店でした。
1861年になると、息子であるチャールズ・ディグビー・ハロッズ氏が父の店を受け継ぎます。
その後、街の小さな食料品店から世界屈指の紅茶ブランドとして急成長させ、現在のハロッズの基盤を築きあげたのです。
日本においてのハロッズは、1982年、日本橋三越本店に第1号店を出店します。
さらに、2012年には世界で初めて、ハロッズオリジナルの紅茶を用いたカフェ&ショップ「Harrods TEA BAR」をオープンさせたのです。
ハロッズがここまで急成長したのは、18世紀中頃に始まった産業革命がきっかけです。
それまでの紅茶は、王侯貴族や上流階級の嗜好品として広まっていただけでした。
ところが、産業革命によって庶民に紅茶を嗜む文化が生まれたのです。
結果的に、ハロッズの紅茶を飲んだ人々からは「魔法のようなおいしさ」と称され、お店は紅茶を買い求めるお客さんで溢れかえったそうです。
現在のハロッズは、従業員2,000名を超える大企業となり、イギリス最大級の百貨店としてロンドンの方々から愛されています。
ハロッズ紅茶で人気なのは?
ハロッズの魅力は、なんといってもそのブランド力です。
ハロッズの紅茶は、昔から変わらず、徹底的に品質にこだわって作られています。
そのため、古くからの紅茶ファンや、ハロッズの魔法にかかった新規の紅茶ファンの心を鷲掴みにし、今なお愛されて続けています。
では、ここでハロッズで人気のおいしい紅茶の種類やオススメのギフトをご紹介します。
ハロッズの紅茶!人気の紅茶の種類やオススメのギフトは?
No.14イングリッシュ・ブレックファスト
ハロッズの紅茶の代名詞として知られる「No.14イングリッシュ・ブレックファスト」は、長年のハロッズファンの方ならば、必ず家に1つはあるといわれるほど人気の高い紅茶です。
通称「ナンバー14(フォーティーン)」と呼ばれています。
インド・スリランカ・ケニアの3か国で生産される茶葉を独自にブレンドし、ハロッズ創業当時から変わらない香りと味わいを現代に伝えています。
この茶葉の魅力は、3つの異なる地域から取り寄せた「高品質の茶葉」をバランスよく配合し、ダージリンで爽やかさをプラスしたところです。
そのため、十分なコクと爽快感を持つ、朝に相応しい紅茶となっています。
ただし、パンチが強いため、ミルクを加えて飲むのがオススメです。
No.26ダージリン
セカンドフラッシュの茶葉の中から厳選された、ハロッズオリジナルのブレンド「No.26ダージリン」です。
この茶葉は、心地良い渋みが感じられ、フレッシュで爽やかな香りが漂うバランス重視の「夏摘みらしい紅茶」となっています。
ハロッズの紅茶は、和洋折衷どのようなスイーツとも相性が良いため、お土産としてだけではなく、お中元やお歳暮としてよく用いられています。