おいしい紅茶を入れる器具 ティースプーンについて
おいしい紅茶を入れるためには使用する茶葉の計量を正確に行う必要があります。
そこで必要となる専用の器具が「ティースプーン」です。
ティースプーンには、計量以外にも、ミルクや砂糖などをかき混ぜる際に使用したりする役割があります。
紅茶をおいしく、そしてお洒落に飲むためには、欠かすことが出来ない器具の1つです。
では、ティースプーンの正しい使い方と選び方をご紹介しましょう。
おいしい紅茶を入れる器具 ティースプーンの正しい使い方
まず、ティースプーンは、おいしい紅茶を入れるための「茶葉の計量」に使用されます。
ティースプーンは、コーヒースプーンよりも若干サイズが大きく作られています。
一般的には、13cm〜14cmほどのサイズのスプーンを「ティースプーン」と呼びます。
紅茶の茶葉には、それぞれ製法によって等級が決められており、それに応じて使用する茶葉の量や蒸らし時間が異なります。
0.1gでもズレがあると、紅茶の香りや味わいが大きく変わりますので、正確な計測が必要です。
そんな時に便利なのが、ティースプーンなのです。
紅茶の茶葉には、茶葉型のOPや砕葉型のBOP、そして、粉砕した茶葉をふるいにかけて選定されたBOPFと同じ茶葉でも3つのタイプが存在します。
一見、茶葉の大きさによってティースプーンに乗せる量が変わると思いますよね?
ところが、茶葉の大きい「OPタイプ」なら、およそ3.4g前後、茶葉が細かい「BOPF」なら3.5gとなり、大きな誤差は生じません。
ティースプーンで山盛り1杯の茶葉を乗せ、0.1gまで計測できる計量器で、ティースプーン1杯がどのくらいの量なのかを計測しておくと良いでしょう。
おいしい紅茶を入れる器具 ティースプーンの選び方
ティースプーンには、シンプルなデザインから可愛らしいデザインのものまで、多種多様なものが販売されています。
余談ですが、中には、「ティースプーン」ではなく、「ティーメジャー」と呼ばれる茶葉を計量するための「専用スプーン」もあります。
その名も「ティーキャディスプーン」と言い、葉っぱの形をしたものや、キャンディーの形をしたものなどがあります。
ティーメジャーは、本格的なティータイムを演出したい方に人気があります。
サイズも、紅茶が保存されている缶にカンタンに入る小さなものが多いです。
伝統的なティーメジャーの形は「貝殻」となっています。
これは、先人たちが遠い異国の地より輸入していた紅茶の茶葉をすくうため、スプーンの代用として用いられた「帆立の貝殻」を模したものです。
さて、話を戻して「ティースプーンの選び方」ですが、これはお好みで構いません。
ただし、毎回、紅茶を入れる度に、正確な茶葉を測る必要があるため、目印がついたティースプーンを計測用に用いると良いでしょう。
また、ティーカップとソーサーと合わせたティースプーンも用意しておくと、来客の際にも重宝しますので、一つ揃えておくと良いですよ。