初心者のための美味しい紅茶の入れ方 コツ編
紅茶の入れ方のコツをおさえれば、初心者でもおいしい紅茶は入れられます。
ただ、実際に入れてみると思わぬ失敗をして、悩んでしまう方も多いかも知れません。
もちろん失敗することはある意味大事ですが、できれば避けたいことでもありますよね。
そこで、そんな「紅茶の入れ方に関する失敗」と、それを「解決するコツ」をご紹介したいと思います。
初心者に多い紅茶の入れ方の失敗(1) 抽出時間
初心者の方がよくやってしまう誤った紅茶の入れ方で1番多いのが、抽出時間の短さです。
紅茶の茶葉は、お湯を注いでから、茶葉に含まれる旨味や甘み成分などを引き出すために、しっかりと蒸らす必要があります。
時間がないからと言って、「茶漉し」に紅茶の茶葉を入れてお湯を注いで飲むという方法は「香り高くおいしい紅茶」とは、かけ離れたものです。
それでは単なる色の付いたお湯でしょう。
また、紅茶は、茶葉によって蒸らし時間が異なりますので、その部分については別ページで詳しくご紹介したいと思います。
初心者に多い紅茶の入れ方の失敗(2)二番煎じ
紅茶を入れる際、初心者のやってしまいがちな行動の2つ目は「二番煎じ」です。
緑茶や青茶などでは1杯目を飲み終えたら、再び急須にお湯を注ぎますよね。
ところが、紅茶の場合は、1度お湯を注いだら「茶葉の栄養成分」が全て浸出してしまいます。
そのため、再びお湯を注いでも、単なる色付きのお湯を飲んでいるのと変わりませんので、やらないようにしましょう。
初心者に多い紅茶の入れ方の失敗(3)クリームダウン
初心者のやってしまう紅茶の失敗談に「クリームダウン」があります。
クリームダウンとは、高温のお湯を用いて入れた紅茶が、時間経過と共に温度が低下し、その際に紅茶の水色が白濁してしまうという現象です。
この現象を引き起こす要因は、紅茶に含有されているポリフェノールの1種である「タンニン」と「カフェイン」によるものです。
この2つが時間の経過によってゆっくりと結合をはじめ、結晶化した際に現れます。
飲んでも害はありませんが、見た目が悪いため忌み嫌われています。
特に、アイスティーを入れる際に現れるため、クリームダウンを引き起こさないアールグレイやダージリン、キーマンといった茶葉を購入すると良いでしょう。
クリームダウンを引き起こしやすいアッサムを使用したい場合は、軟水を用いて濃いめに入れた紅茶を、氷を使って急速に冷却すると、回避することが出来ます。
「初心者のための美味しい紅茶の入れ方」の基本やコツをご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
紅茶を嗜むうえで、基本を学ぶこと、そして失敗から学ぶコツなどは、たいへん重要です。
正しい入れ方をマスターすると同時に、基本とコツを身に付け、奥が深い紅茶の世界を楽しんでくださいね。