水と紅茶のおいしい入れ方 イギリスと日本の違い
おいしい紅茶を入れる際の参考までに、日本とイギリスの「水の違い」について少しご説明しましょう。
まず、日本と違ってイギリスでは、一部の天然水を除き、どこへ行ってもほぼ硬水です。
硬水は、煮立たせてもミネラル類はそのまま残るため、硬水で紅茶を入れると水色は黒くなり、香りや風味の弱い紅茶となります。
そのため、本場の紅茶をそのまま飲むと、お世辞にも美味しいとは言えません。
ですが、イギリスでは、その弱点を補うため、アッサムやケニヤなどといった紅茶の茶葉をブレンドし、深いコクを演出するといった工夫を行っています。
また、軟水の日本とは違い、イギリスでは紅茶を飲用する際はストレートで飲用するのではなく、ミルクを加えて飲用するのが主流となっています。
日本とイギリスでは、水の違いによって、これほど「おいしい紅茶文化」に差が出てしまうんですね。
水とおいしい紅茶の入れ方の関係 やってはいけないこと
紅茶の美味しい入れ方の1つ「水」に関して今回ご紹介させて頂きましたが、紅茶を入れる際に絶対に行ってはいけないことがあります。
大きく分けると、以下の4つです。
- 長時間沸騰させたお湯を使用すること
- 二度沸かしたお湯を使用すること
- 汲み置きした水を使用すること
- 電気ポットのお湯を使用すること
なぜか?
それは、これらの水には、紅茶を入れる際に必要な「酸素」や「ミネラル」の濃度を変えてしまい、香りや風味を台無しにしてしまう可能性があるからです。
美味しい紅茶を入れるポイントは、水に含まれている「酸化カルシウム」の量を見ると良いでしょう。
酸化カルシウムの含有量が低い水で紅茶を入れることが出来れば、最高の紅茶を味わうことが出来ますので、是非お試しください。